議会報告

一般質問・議案質疑

令和5年6月議会で一般質問を行いました

令和5年6月15日の本会議で一般質問を行いました。

目次

質問内容

1.人口減少対策について
 (1) 移住・定住施策について
 ・移住・定住コーディネーターを導入する考えは
2.観光施策について
 (1) 市内観光の玄関口である桑名駅東口周辺の整備について
 ・現在の進捗状況は
3.市民の生命・健康を守るために
 (1) 熱中症対策について
 ・公共施設や民間施設をクーリングシェルターとして活用する考えは

一般質問を動画でご覧ください

桑名市議会HPで公開されている本会議の動画へのリンクです。
動画は全体が1本の動画で公開されているので、質問内容と時間の目安を記載しました。

<00:00>
1.人口減少対策について

<16:55>
2.観光施策について

<24:40>
3.市民の生命・健康を守るために

質問と答弁

1.人口減少対策について

<移住・定住施策について>
・移住・定住コーディネーターを導入する考えは

「桑名市⼈⼝減少対策パッケージ“14万”リバウンドプラン」において、「流⼊促進」「定着環境整備」「流出抑制」と3つのフェーズにおいて様々な事業を展開しており、その中でも⽬⽟が⼦育て世代に向けた⼦育て⽀援の思い切った拡充だと捉えています。
⼦育てしやすい環境を整備することで、⼦育て世代の定着はもちろん、出⽣率の増加のためにも、これらの施策は必要不可⽋であると私も考えています。
とはいえ、こういった施策により出⽣率が上昇していくには⾮常に⻑い時間がかかります。
⼈⼝の⾃然増を図っていく政策は即効性が期待しにいので、しっかりと⻑期的な視点で取り組んでいただきたいと思います。
そこで、より即効性の期待できる社会増を図る施策の充実を求めたいとおもいます。
移住者の増加を図り、定住を促進するためには現在行っている経済的な⽀援だけではなく、⽣活⾯、⽣活環境の⾯での⽀援も必要ではないでしょうか。移住前からしっかりと移住後の定着環境を整えていく、その⼀環として、移住コーディネーターの導⼊を検討していただきたいと思います。
移住コーディネーターは、国内外からの移住者が円滑に地域に定住し、経済や⽂化の発展に貢献するためのサポートを提供するための存在であり、地域経済の活性化や新たな産業の育成も期待できることから、市⺠全体の⽣活の質向上につながると考えられます。
本市の未来を⾒据えた地域の発展と⼈⼝増加のために、移住コーディネーターの導⼊を提案したいと思いますが、どのようなお考えでしょうか?

<市長答弁>

私自身 “やれることは、すべてやる” という決意のもと、昨年度「人口減少対策パッケージ “14万” リバウンドプラン」をまとめ上げ、今年度から、各事業を実施し始めたところでございます。
このプランでは、社会増を生み出すため補助事業等を実施する施策を進めています。その他にも「定着環境整備」として「こどもを3人育てられるまち」のビジョンに沿った様々な子育て事業を実施するとともに、マッチングアプリ事業者との連携協定等、自然増に繋がる施策も合わせて進めています。
まず、私としては、全庁横断的に、スピード感をもって、プランの各事業をしっかり実行し、対応していくために総合的な企画推進のため、SDGs推進課を新設しました。

「移住・定住コーディネーター」は、移住の情報発信から始まり、仕事や住まい探しの支援、定住してからも地域とのパイプ役といったサポートをする役割を担い、きめ細かい対
応に繋がることから、私としても非常に良い取組みであると思います。

現時点では、プランの各事業について、全庁一丸となって取組みをスタートさせたところでもあります。
まずは、それらの事業全体について、確実に成果が表れるように進めて参ります。あわせて、 “やれることは、すべてやる” との思いで、新たな施策の立案もしていきたいと考えていおり、プラン全体をさらに推進していく段階で、コーディネーターの導入といったことも“一つの策”として考えてまいります。

SDGsの理念に基づき、持続可能な社会の実現のため、人口減少という課題としっかり対時し、「次世代への責任」を果たすべく全力で取り組んで参ります。

2.観光施策について

<市内観光の玄関口である桑名駅東口周辺の整備について>
・現在の進捗状況は

桑名駅東⼝は桑名に観光に来ていただいた観光客が最初に訪れる、市内観光の⽞関⼝であり、観光客の⽅は、様々な視点で訪れたまちをチェックしています。
そういった視点で見ると、いまの桑名駅東⼝にはいくつかの課題があるように感じられます。
まず、駅前の公衆トイレが必ずしもきれいに保たれているとは⾔えません。また、観光客は多くの場合多くの荷物を持っていると思われますが、エレベターはあるもののエスカレーターがない。また、コインロッカーも桑栄メイトの閉鎖と同時になくなってしまいました。
このような課題を解消し、市内観光の玄関としての桑名駅東口整備を一刻も早く進めて頂きたいと思うが、市としてどのように関わって事業を進展させるつもりなのか?
現在の状況と今後の⾒通しは?

桑名駅東側の駅前広場につきましては、民間の経験豊かな事業ノウハウを最大限に活かすため、長島観光開発株式会社様と基本協定を締結し、提案いただいた計画に基づき、法令や各種基準を確認しながら、協議を進めているところでございます。
多くの方々からは、早期完成を望まれるお声も頂戴しておりますが、提案事業者がホテルの建設を予定しております桑栄メイトビルの用地取得に遅れが生じており、現時点では事業完了の時期をお示しできる状況ではなく、また、事業全体のスケジュールを見直す必要が出てきておりま。
市といたしましては、桑名駅周辺複合施設等整備事業の工事着手までの一定期間において、駅前暫定広場が活用できるよう、仮設の舗装や設備の整備も含めて、検討しているところです。
また、トイレ、エスカレーターの整備やコインロッカーの設置につきましては、市民や駅利用者の皆様が、便利で快適な駅前広場となるよう、引き続き提案事業者と協議・検討してまいります。

3.市民の生命・健康を守るために

<熱中症対策について>
・公共施設や民間施設をクーリングシェルターとして活用する考えは

過去に市内の公共施設をクーリングシェアという形で開放したことがありましたが、今年は酷暑だけでなく、電気代の⾼騰によるエアコンの使⽤控えを⾮常に懸念しています。
そこで、市内の公共施設や民間施設をクーリングシェルター(暑熱避難所)として開放するとともに、多くの人、特に高齢者などに利用してもらいやすいようにクーリングシェルターに⾼齢者の通いの場のような機能を持たせてはいかがでしょうか?
⾼齢者は社会的な孤⽴感も抱えている場合があります。クーリングシェルターに⾼齢者が通いやすい施設やプログラムなどを設け、⾼齢者同⼠の交流を促進する場にすることも有効ではないでしょうか。
市⺠の皆さんの健康と安全を守るために、地域全体で協⼒し合いながら、安⼼して過ごせる地域づくりをしていくために、熱中症対策として公共施設や⺠間施設をクーリングシェルターとして活⽤していくことをどのようにお考えでしょうか?

公共施設や民間施設をクーリングシェルターとして活用することは、熱中症対策の一環として非常に有効な手段であり、地域社会の安全と健康のために重要であると認識しています。
特に、高齢者や体力の弱い方々、または、屋外で働く労働者にとっては、気軽に利用できる休憩場所になると考えられます。
また、市としてクーリングシェルターを設置することは、公共施設の冷房設備や、快適な環境を活かすことができ、また、施設の最大限の活用という点でも有益であると思われます。
そして、高齢者の方が通いやすいような工夫が必要でありますことから、市、包括支援セン
ター、社会福祉協議会、関係機関と協力して、高齢者に対する熱中症対策の啓発をはじめ、シェルターの利用案内の周知を行い、高齢者の健康を守っていくことに取り組んでいく必要があると考えております。

高齢者の方にも信頼されている存在として民生委員の存在がありますが、民生委員との連携はどのように考えていますか?
また、民間事業者との連携について、例えば「くわなクーリングシェア認定店」などの制度をつくり、気軽にただ涼みに来るだけでもいいよ、というお店として、市の広報やSNS等で積極的な情報発信をすることで、事業者としても宣伝や来店客の増加という、双⽅にとってメリットがあるのではないかと思いますがいかがでしょうか?

民生委員には現在も熱中症対策の活動を行ってもらっており、引き続き協力を求めていきます。
また、民間事業者との連携については、まずは熱中症対策の趣旨を理解してもらい、協力してもらえるような関係づくりに取り組んでまいりたい。

まずは第一歩 実現しました!

6月15日に提案したところ、7月1日から公共施設をクーリングシェルターとして開放することとなりました!
次は、いかに高齢者や体力の弱い人たちに利用しやすい環境にするか、さらに民事業者と連携していくか、引き続き当局に提案していくとともに、私としても民間事業者との関係づくりに努力していきます!

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