活動日記

都市経済委員会で市内視察を行いました

9月定例会に提出された補正予算にあげられている事業の中から、3つの事業について現地視察を行いました。

特定空家の確認(稗田地区)

すでに新聞報道などでご存知の方もいるかも知れませんが、稗田地区にある特定空家の一部が崩壊し隣家にもたれかかってしまっていて、隣接する通学路に倒壊してくる危険もあることから、翌週9月23日に桑名市では初めてとなる「行政代執行」が執行される予定です。

「行政代執行」とは、特定空家等の所有者が危険の除去のために空家を取り壊すなどの命令に従わない場合に、行政が所有者に代わって取り壊しなどの処分を行い、所有者から費用を徴収するものです。

今回対象となった空家は25年ほど前に空き家になったようで、近隣からの相談もあり、これまでも所有者への働きかけを行ってきたものの応じてもらえず、ついにこの6月の大雨で一部が崩壊して隣家にもたれかかってきてしまいました。
すぐ目の前が、児童が毎日通学に使う通学路でもあり、一刻も早く危険を取り除く必要が生じたために「行政代執行」に踏み切ることになりました。

ちなみに、取り壊しには約450万円の費用がかかり桑名市が建て替えることになりますが、所有者が支払いに応じない場合には財産の差し押さえをするなどして、確実に所有者から徴収してもいます。

現在市内には21件の特定空家が存在しています。
空き家を増やさない事ができれば一番いいのですが、やむを得ず空き家になってしまった場合に管理・活用できる仕組みが求められます。

※特定空家等:そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家等をいう


力尾土砂崩れ現場の災害対策工事(多度力尾地区)

力尾地内の斜面で昨年土砂が崩落し、隣接する民間物流施設の敷地に流れ込むという災害が発生してしまいました。
その後も降雨のたびに土砂が道路に流れ出していて、現在はトン袋(大きな土嚢袋)で応急処置をしていますが、県との協議が整いそうな状況になったので、今回工事費用の約3億円が計上されました。

土砂の崩落箇所が幅200メートルにも渡るため大きな費用がかかってしまいますが、力尾地区は桑名市にとって重要な企業誘致の要でもあります。
桑名市の地域経済のためにも一日も早く対策工事を行っていただきたいと思います。


馬の頭親子ため池(深谷地区)

馬の頭親子ため池は、深谷地区から御衣野地区へ抜ける細い道から、さらに山道を5分ほど歩いたところにあるのでほとんど見たことがある人はいないと思いますが、写真の通りとても景色のいいところです。

馬の頭ため池と馬の頭新ため池の2つのため池をあわせて親子ため池と呼んでいますが、2つのため池なので貯水量も多く、大地震などで決壊してしまうと深谷地区が広範囲に渡って浸水してしまいます(ため池ハザードマップ参照)。
そこで今回は県の全額負担で高い方に位置する馬の頭ため池の堤の調査を行います。

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