本日は全員協議会が開催されました。
協議内容は「多度地区小中一貫校整備事業 基本計画(案)」についてでした。
「多度地区小中一貫校整備事業 基本計画(案)」とは
この基本計画は、令和7年(2025年)の開校を目指して計画中の多度地区小中一貫校について、これまでの保護者さんとの懇話会や地域の方とのワークショップ、地域協議会での議論を踏まえて、今後の基本設計につなげるために策定されるものです。
この多度地区小中一貫校をモデルとして、将来的には市内全域の小中学校のありかたを考えていかなければならないため、桑名市の将来にとって非常に重要な課題と考えています。
基本計画(案)のポイント
基本コンセプト
『つながり』ではぐくむ 子どもたちの「学び」と「育ち」
大切にしたい3つの観点
- 9年間のつながりと交流を大切にした学校
- 多度の自然や文化を大切にし、地域の核となる学校
- 夢を持ち、予測困難な社会を前向きに生き抜く力を育む学校
この小中一貫校では、学年の区切りとして6-3制(小学校6年-中学校3年)の区切りではなく、4-3-2制(児童期4年-思春期3年-前青年期2年)の導入も検討されています。現在の児童・生徒は6-3制が敷かれた当時と比べると心身の成長が早くなっているのに加え、児童期の成長の度合いに多様な個性が見られるなど、非常に複雑な状況になっており、私個人としては4-3-2制の導入に大きな期待をしているところです。
これだけではなく、SDGsの理念でもある「誰ひとり取り残さない」を実現するために必要な「包摂性(インクルーシブ)」と「多様性(ダイバーシティ)」、そして「地域との共生」が掲げられたこの基本計画(案)には大いに賛同します。
この理念が実現するように、今後の推移を注視しながら提言していきます。